VRChat体験記②
VRChatに初めて入り、その感想を記事にしてから一年が経ちました。
だからというわけではないのですが、先日刺激的な体験ができたのでこの一年の振り返りも含めて記事にしようと思いました。
ただ、VRChatは自由度が高いがゆえに楽しみ方も人それぞれです。これから書くのはあくまでも私個人の感想であることをご了承ください。
バーチャルマーケットについて
まず最初に、先述した刺激的な体験について書きたいと思います。
バーチャルマーケット(以下Vケット)とは、VRChat内で有志が立ち上げた期間限定のコミケみたいなものです。たぶん。
広大なワールドに個人のモデラーや技術者が用意したブースが立ち並び、販売用のアバター・ワールドギミック・リアル商品の3Dモデル等が手に取れる形で展示されています。気に入ったものは外部サイトを通じて購入できます。
この話を聞きつけたプロの方々も参入してるようで、アバターの質はとんでもないです。もはやイラストをそのまま立体化したような3Dモデルもあり技術力の高さを見せつけられました。(写真撮り忘れた)
なにより度肝を抜かれたのはこのイベントに協賛企業があったこと。今後も増えていくのでしょうか。
VRChatでの私の一年間
まずはこのゲーム自体の変化について。
私もそこまでこのゲームに入り浸っているわけではないのであまり詳細は語れませんが、個人的に印象に残った変化を挙げるなら、
・UIが一新
・カメラ追加
・痒い所に手が届く新たな機能
(一般公開されているアバターの保存、ワールドのお気に入り登録等々…)
・オリジナルのアバターやワールドが量も質も飽和状態
・荒らしやハッキングへの対策が強化
といったところでしょうか。一年前よりかなりクリーンになった印象です。
しかし私は一年前とは正反対に限られたコミュニティの中に籠っているので、一般解放されている場がどんな感じかは知りません。
一方私個人の変化ですが、始めた当初は半分放浪状態だったのに対し、今では特定のグループの中でお世話になっています。
プログラミング・CAD等々、個人の経験を活かしてVRChat内でモノづくりをしている方が多く、いつも刺激を貰っています。
そうしたモノづくりがこのゲームの全てというわけではないのですが、私はこの点でVRChatに大きな魅力を感じています。例えば新しいアバターやオブジェクトをモデリングした際、その日の晩にVRChatに持ち込んで反応がもらえるというのは本当に大きなモチベーションに繋がるからです。まぁそれもblenderという素晴らしいソフトがあってこそなのですが。
私のようなモデリング未経験者が技術力のステップアップを図る場としては非常に理想的な場であると感じるようになりました。
自作アバターをフルボディトラッキング(全身にトラッカー付けてる)の人に動かしてもらったり
アバター販売してみた件
Vケットに触発されて、というわけではないのですが、先月自分もオリジナルのアバターの販売に踏み切っていました。
しれっと宣伝していく
私のような素人の作品がそう簡単に売れるわけないだろうと腹を括っていました。
しかしいざ蓋を開けてみたらどうでしょう。
やっぱり売れませんでした。つら。
しかし先日のVケットでクオリティの高いアバターが大量に蔓延っているのを見て、自分の未熟さに気が付きました。頑張らないと
最後に言っておきたいこと
一年前の記事でもそうですが、私にとってのVRChatはかなり神格化されています。
まだVRChatを知らない人にこのコンテンツの存在を伝えて沼に引きずり込みたいと考えることもありますが、実際やってみても肌に合わず離れていく人がいるのも事実です。
私も今はひょんなきっかけで顔見知りのフレンドの方々の中でお世話になっていますが、それが無ければ今の3Dモデルの制作も無かったでしょう。
その反面、このゲームに対して軽い依存症に陥っているのも事実です。
以上を踏まえた上でこのゲームに興味があるという方、それなりのスペックのPCがあればVR無しでも遊べるので見学でもいかがでしょうか。